2026年8月23日に中目黒トライで開催された田村芽実さんの「秘密の小梅ちゃんクラブライブ」に車いすで参戦した際のレポである。
プロの技術と「手作り感」の共存
筆者が田村さんのイベントに参加するのは今回が初めだ。田村さんご自身が「秘密クラブは自分がやりたいと思ったことを自由にやる場」とおっしゃっていた通り、非常に自由度が高く、温かな手作り感に溢れた催し物であった。
当日は「トーク多め」か「歌多め」かの希望をその場で観客から募る場面があり、歌多めの希望が多かったことから、実にたくさんの楽曲を披露してくださった。なお、物販のグッズTシャツは田村さんご自身がアイロンプリントを施されたとのこと。文字通りの「手作り」である。
一方で、ステージ上でのパフォーマンスには息をのんだ。リラックスした自然体の佇まいで歌われつつも、会場全体に響き渡る圧倒的な声量とのびやかな歌声。そこからは、第一線で活躍されるプロとしての確かな技術をひしひしと感じさせられた。
ファンとの距離感
本イベントを通して深く印象に残ったのは、田村さんとファンとの距離の近さである。今回のステージでは、来場者の希望者数名が田村さんと同じステージに立ち、デュエットを披露するという時間が設けられていた。
また、2026年10月に控えているご自身の劇団旗揚げ公演「『オンリー・ロンリー・ガールガールガール』-普通になれなかった私たちに捧ぐ物語-」に向け、今月は田村さん自らがチケットを手売りされるイベントが複数回開催された。筆者もそちらに参加したが、一人ひとりのファンと非常に丁寧に対話されていた姿が記憶に新しい。
本公演の中で、田村さんは「自分のやりたいことを応援し背中を押してくれるファンが多い。自分もファンの力になれることがあれば進んでしたい」という趣旨のお話をされていた。確かな技術と非凡なクリエイティブを持ちながら、どこまでもファンに寄り添う姿勢があるからこそ、多くのファンから熱烈に愛されるのだと強く納得させられた。
筆者は、高い技術を持つ大人が全力かつ盛大に楽しんでいる姿を見るのが好きだ。田村さんはまさにその体現者であり、同世代であることも相まって、今後もぜひ応援し続けていきたいと改めて感じた。
車いすでのアクセス
会場である中目黒トライが入居する建物は、比較的コンパクトな雑居ビルのような構造である。決して大きな建物ではないものの、エレベーターは設置されていた。なお、多目的トイレは別フロアに存在するようだが、今回は目視での確認までは至っていない。
事前に田村さんのファンクラブへ問い合わせを行ったところ、会場側からの案内として「車いすでの単独入場は難しいため、付き添いが必須」との回答をいただいたため、当日は知人に付き添いを依頼して来場した。
会場内部は決して広くはない構造であるため、全体として車いすユーザーのアクセス難易度は相応に高い環境と言える。車いすで参加を検討される場合は、事前のお問い合わせと付き添い者の確保を強くおすすめしたい(URLは2026年8月29日取得)。