記事 車いす・障害

【車いすで外出】劇・ライブの鑑賞

ポイント

一般に車いすで劇やライブの鑑賞するときの流れは下記4点だ。事前連絡が必要で、早め早めの行動が肝である。

本記事が、鑑賞予定のある車いすユーザーとその付添人の役に立てばうれしい。

車いすのまま鑑賞できるか、どのようにチケットを購入するか確認する

最近は公演の詳細情報に車いすスペースについての記載が増えている。記載があればそれに従おう。

情報がなければ、主催者や制作者など、所定の問い合わせ先に車いすのまま鑑賞できるか確認する。

劇のチケットに多いが、座席のランク分けや種類(S席、A席…)がある場合はどのチケットを購入するかなど、購入方法まで確認するとよい。

筆者は過去に、通常の購入方法ではなく座席を指定して銀行振込で購入したことがある。購入方法は公演によるので気を付けたい。

チケットを購入する

所定の方法でチケットを購入する。介助者や付添人のチケットも必要であれば、あわせて購入する。

車いすスペースを申請する

所定の連絡手段で、チケットを購入したので車いすスペースを申請したい旨を連絡する。

筆者の経験上、電話連絡が多いが申請フォームから情報を送るというケースもある。

東京ドームなど会場によっては関係者入口から入場する場合もあるので、当日の入場が通常の入場口からでよいか確認しておくとよいだろう。

なお、申請のタイミングはチケットを発券し座席番号が判明した後であることが多いが、その公演での取り扱いに従ってほしい。

会場スタッフに声をかけ、車いすスペースまで誘導してもらう

公演当日は、会場のスタッフに車いすスペース申請済みの旨を伝え、案内してもらう。

誘導には時間がかかるので、時間的余裕をもって会場に到着するのが良いだろう。

補足:車いすスペースの場所

筆者の経験上、車いすスペースはステージ全体が俯瞰できる後方の席に設けられていることが多いので、必要に応じて双眼鏡を持参しよう。

他方で、ライブハウスなど規模の小さい会場だと前方に誘導されることが多い。

また、東京ドームはスタンド席のチケットを入手するとグラウンド上のダグアウトの隣に誘導される傾向がある。

まとめ

車いすのまま劇やライブを鑑賞するためは事前連絡が必要だ。連絡方法は公演によるので早めに行動してほしい

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