2026年4月29日に東京国際フォーラムホールAで開催された「フレンズ・オブ・ディズニー ミュージックフェスティバル 2026」に車いすで参戦した際のレポである。
海宝直人氏、佐藤隆紀氏の圧巻の歌唱
海宝直人氏、佐藤隆紀氏の歌唱が圧倒的だった。もちろん皆さんお上手なのだが、「お二人だけ違う競技をしている」、そんな感覚だった。「I Don't Want to Miss a Thing」ではJO1の與那城奨氏と河野純喜氏が、「コンパス・オブ・ユア・ハート」ではこっちのけんと氏が加わって歌われた。海宝、佐藤両氏の歌声が会場を支配していたとはいえ、すべてを持っていかれることはなかった。加わった3名に脱帽である。
「とびら開けて」のキラキラ感
海宝氏、中村麗乃さんの「とびら開けて」はさながら本物のプリンスとプリンセスだった。中村さんの歌声を拝聴するのはファンクラブイベント以来だったが、澄んだ歌声に可憐さが混じっていた。Spicy Sessionsでの吉柳咲良さんの歌唱は、おてんば娘な印象だった分、その差が印象に残った。さらに特筆すべきは海宝氏の歌唱だ。先述のパワー全開で寄り切るようなアプローチではなく、どこかポップで、王子にふさわしい仕上がりだった。
歌姫 吉柳咲良さん
極めつきは吉柳咲良さんだ。歌声を拝聴するのはロマンティックス・アノニマス以来だ。貫禄すら感じる圧倒的な歌唱は歌姫と呼ぶにふさわしい。Spicy Sessionsでも話題になったことだが、パワフルな歌唱の中で際立つ日本語の美しい発音は、本公演でも存分に発揮されていた。毎度毎度、極上のパフォーマンスを披露してくださる吉柳さんから今後も目が離せない。
車いすでのアクセス
筆者はホールAの地上広場・ガラス棟側の入口を通り、スタッフの方の先導を受けてホールAに入場した。都営三田線の日比谷駅および東京メトロ有楽町線の有楽町駅からは地下で直結しているため、アクセスは良好だ。
筆者はS席の1階17列14番のチケットを持っていたが、本公演ではステージの上手側にあたるR2扉近くの、1階21列63番に該当するスペースから鑑賞した。
なお、入場してから開演までの間にトイレに行っているすきに、当初案内されたスペースに別の車いすユーザーが入ってしまうというハプニングがあった。会場のスタッフに相談のうえ、隣の車いすユーザーに詰めてもらい、何とかスペースに入ることができた。