2026年7月31日に天王洲 銀河劇場で、手動車いすを使って「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ編を観劇した際のレポである。
ずっとワクワクが止まらない
チェンソーマン レゼ編と言えば2025年にアニメ映画が公開され、大ヒットを収めた。筆者も鑑賞し、魅了された一人である。さて、今回はそのレぜ編が舞台になるということで、いわゆる2.5次元作品は初めてだが観劇した。一度も飽きることがないどころか、終始心が踊っていた。話の展開や結末を知っているにもかかわらず、である。原作やアニメという明確な比較対象がある実写化作品は、各人に原作・アニメ由来の理想像があるため、その理想にかなわないと、酷評される傾向があると思う。映画の完成度が非常に高かったため、筆者に一抹の不安がなかったわけではないが、その不安は杞憂だったと断言できる。アニメ映画を楽しんだ方にも自信を持っておすすめできる舞台だった。
演出と演技の相乗効果が生み出す没入感
随所で光るのが演出の妙である。原作は漫画なので、そのままでは再現できないものはあるが、それでも違和感なく楽しめたのは凝った演出の賜物だろう。また、各キャストがアニメ版の声の雰囲気を声を意識されているように感じた。原作へのリスペクトを感じられる配慮の行き届いた役作りに脱帽である。観劇したからこそ気づいたこととして、原作のキャラクターデザインが現実味を帯びていることである。実世界では考えられないような、いわば突飛な外見だと再現が難しく、先述の各人のイメージからの乖離が大きくなってしまうだろう。その点、チェンソーマンはある程度自然なキャラクターデザインだからこそ、映画からシームレスに舞台を楽しめたのだと考える。そして、極めつきは殺陣だ。チェンソーマンとボムの殺陣は圧巻である。両役はそれぞれダブルキャストだが、同一のシーンでダブルキャスト2組が出てくるため、戦闘シーンに待ち時間やゆるみが発生せず、戦闘への没入感を高めていた。このようなダブルキャストのあり方もあるのかと感心させられた。
車いすでのアクセスなど
天王洲 銀河劇場は東京モノレールの天王洲アイル駅と直結しているため、アクセスには困らないだろう。筆者はりんかい線の天王洲アイル駅から手動車いすで移動したが、スカイウォークを使えば、地上に出ずにアクセス可能だ。ただしスカイウォークは基本的に屋根付きではあるが、四方を守られているわけではないため、強風や豪雨の影響は受けるだろう。また、若干だが、屋根のない部分もあった。そのため、荒天時の移動に不安があれば、モノレールの天王洲アイル駅を目指すほうがよいだろう。
本公演では所定の連絡用フォームから、車いすスペースでの観劇希望を事前に伝えていた。持参したチケットを受付で車いすスペース用のチケットに交換してから入場するという形式で、もともとのチケット券面の座席は1階G列6番だったが、案内された車いすスペースは、座席表でいうと、下手側の扉すぐの1階H列2番だった。G列とH列の1~3番あたりの座席が取り外され、G列に車いす前方をせり出せるように、段差解消用の台が設置されていた(URLは2026年8月2日取得)。