記事 車いす・障害

【車いすで旅行】広島・山口

ポイント

車いすでの広島・山口観光地巡りは制約もあるが楽しめる場所もあった。移動手段として自動車は必須と考える。

2025年8月某日、健常者の知人数名と広島・山口に旅行に行った。車いすでのアクセスという観点から記録を残す。

新幹線

筆者は東京駅⇔広島駅を新幹線で移動した。車いす対応席をネットで予約できることから、JR西日本のe5489で乗車券と特急券を予約した。障害者手帳を持っていると乗車券が割引になる。筆者はJR東日本の駅にある改札外の券売機で購入した乗車券と特急券を受け取った。クレジットカードで購入した場合は、使用したクレジットカードを券売機に入れる必要がある。また、改札【内】の券売機では受け取りができないので要注意だ。以前、JR東海の岐阜羽島までの乗車券と特急券を購入した際は、ネットは使えず、みどりの窓口に並んで購入する必要があったことを踏まえると、便利に感じた。

また、駅のホームにおける新幹線の乗降時に、スロープ板などの介助を依頼する場合は、事前に所定の電話番号に連絡しておくとスムーズに対応してもらえる。今回は広島駅から東京駅への新幹線に乗る際の介助を予め電話で依頼しておいたので、出発時刻まであまり時間がないタイミングで広島駅の改札を通ったが、乗り遅れずに済んだ。なお、東京駅では介助の事前連絡は受け付けていないとのことだった。そのため、東京駅から新幹線に乗る際は時間に余裕をもって改札を通り、その場で介助を依頼する必要がある。

秋吉台カルスト展望台

最寄りの駐車場から展望台までに数段階段があった。スロープがあったかもしれないが、筆者は見つけられなかった。展望台の上からの見晴らしは非常に良いので、可能であれば上まで登ることをおすすめする。

秋芳洞

秋吉台国定公園のマップ(URLは2025年9月21日取得)にある通り、三か所ある入口のうち、正面入口からは介助者同伴で途中まで車いすで移動できる。障害者手帳があれば入場料に割引が適用される。今回の旅行で最も感動したのが秋芳洞だった。自然の雄大さに圧倒された。

久野島(ウサギの島)

忠海港からフェリーおよび小型の客船で島まで移動できる。フェリーには車いすユーザーが入れる小部屋(シルバールーム)がある。扉が重いので介助者がいないと使用が難しいと感じた。筆者の手動車いす(幅62cm)では横幅がギリギリだったが、小型の客船にも乗ることができた。客船は混雑状況によっては乗れない可能性もあるので、不確実性を下げるのであればフェリーを使うことをおすすめする。

宮島

厳島神社は宮島のフェリー乗り場から割と距離があった(15分程度)。厳島神社までの道は舗装されている部分もあるので、車いすでのアクセスであまり難儀することはないだろう。

まとめ

車いすでの広島・山口観光地巡りは、介助者がいれば楽しめるだろう。山道があることから、移動には自動車が必須だといえる。

-記事, 車いす・障害