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Tani Yuukiさんファンクラブ
Tani Yuukiさんは神奈川県出身のシンガーソングライターで、「W/X/Y」という楽曲が彼の代表曲として知られている。
彼の歌声に惚れたのはもちろんだが、同世代であるということもあり応援している。
彼のファンクラブは「谷乃湯」と呼ばれており、2025年1月時点で会費は月額税込550円だ。
2024年12月22日に「谷乃湯」会員限定のライブイベント大音楽祭が開催され、THEATER MILANO-Zaに車いすで参戦した。
Tani氏の遊び心と気配りが垣間見えたライブ
今回のライブは会員から事前にリクエスト曲を募集し、それを踏まえてセットリストが組まれていた。
いきなりW/W/Yのイントロが流れ、Taniさんがステージに颯爽と登場!
ファンクラブの人にも愛されている曲なんだな~と感心していたところ、Aメロの直前でストップ。
「こんな曲聞きに来たんじゃないでしょ」(意訳)とTani氏。
のっけから遊び心にグッと胸をつかまれてしまった…
Tani氏のライブ鑑賞は3回目だが、印象的なのは、頻繁にステージを広く移動し会場全体に視線を配られるところだ。
ライブMCでも「あなたに届けたい」という旨のことをよくおっしゃることもあり、今回もTani氏のオーディエンスへの気配りを感じた。
Tani氏から受け取る安心感や癒し
Tani氏の曲にはバラードからテンポの速い激しめの曲までさまざまあるが、筆者はどの曲からも安心感や癒しを感じる。
歌声のみならず、先述のTani氏に垣間見える気配りも影響しているからだろう。
他のアーティストのライブではあまり見られないが、Tani氏のライブでは老若男女問わず割と序盤から涙している観客を複数見かける。
そのため、やはりTani氏には心の琴線に触れる力があるのだと考える。
THEATER MILANO-Za 車いすでアクセスは事前連絡が必須
さて、今回のライブ会場は東急歌舞伎町タワー6階の「THEATER MILANO-Za」だった。
筆者は歌舞伎町を移動するのに不安があったため、新宿駅からできるだけ地下道を使うことにした。
新宿駅⇒メトロプロムナード⇒新宿サブナード⇒西武新宿ペペのエレベーターで地上へというルートでスムーズに移動できた。
一般に車いすでのライブや劇の鑑賞はチケット発見後に主催者または所定の問い合わせ先に事前に連絡が必要だ。
MILANO-Zaについては事前連絡が必須だと強く感じた。
というのも東急歌舞伎町タワーのエレベーターは通常6階には停止しないからだ。6階に停止するにはスタッフのカードキーが必要だ。
今回は問い合わせ先がわからないトラブルもあったが、早めに動いていたため、事前にライブ制作者と連絡が取れていた。
そのため、5階までエレベーターで上がり誘導係の方に声をかけると、MILANO-Zaのスタッフさんが6階の会場まで誘導してくれた。
また、珍しく感じたのが、MILANO-Zaのスタッフさんに自席と車いすスペースのどちらで鑑賞するのかその場で聞かれたことだ。
自席だとライブ中に前の人が立ち上がってしまい見えないので、車いすスペースから鑑賞することにした。
参考までに、下記画像に自席と車いすスペースの位置にそれぞれ青と赤で印をつけてみた。
なお、最寄りの出入口であるR1扉のすぐ近くに多目的トイレがあり、便利だった。

※座席表画像はTHEATER MILANO-Zaのサイトより拝借した(URLは2025年1月7日取得)
やはりTani氏の気配りが見えたお見送りハイタッチ
今回のライブでは終演後にTani氏ご本人とハイタッチする機会があった。
Tani氏は上記座席表のR2扉近くの廊下で待機されていたようだが、
わざわざ筆者のために廊下からロビーまで出てきてくださりハイタッチをしていただいた。
そしてなんと、ハイタッチの際にかがんで目線を合わせてくださったのである!!
そのうえ、ハイタッチ終了後出口に向かう途中で振り返るとTani氏が手を振ってくださっているではないか!!
その嬉しさと、推しにご足労をかけた気まずさとで若干複雑ではあったが、Tani氏の気配りを強く感じられた機会だった。
なお、かかんで目線を合わせる点について、車いすユーザーでも意見がわかれるだろうが、
筆者は目線が合わなくても特に何も思わないが、かかんでくれると若干嬉しいといったところだ。
改めてTani Yuukiさま、バンドメンバーのみなさま、スタッフの皆さま、この度はイベントをご用意いただきありがとうございました。