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【観劇レポ】レイディ・ベス@日生劇場

ポイント

レイディ・ベスでは吉沢梨絵さん、内海啓貴氏の歌声に圧倒され、奥田いろはさんの表情に心を動かされた。

また、日生劇場は車いすでの動線がスムーズで、快適だった。

2026年2月27日に日生劇場で観劇したレイディ・ベスのレポである。奥田いろはさんへの推し補正がかかっていることはご勘弁いただきたい。

 

歌声で圧倒する吉沢梨絵さん、内海啓貴氏

吉沢梨絵さんはロミオ&ジュリエット以来、内海啓貴氏は1789以来である。お二人の歌声は凄まじい。ミュージカルである以上、キャストのみなさまの歌唱力が高いことは言うまでもないが、お二人は別格だった。素晴らしい歌を聞くけるという期待を抱いて臨んだが、確かな声量に裏打ちされた歌唱でそれを優に上回った。言葉を失い、思考が止まるような感覚。まさに圧倒的なパフォーマンスである。その体験は、「ずっと真夜中でいいのに。」のACAねさんの歌唱を彷彿とさせた。

また、内海氏については役柄の影響もあろうが、色気が際立っていた。筆者とそれほど年齢が変わらないとは思えないほどの深みがあり、人間としての厚みを感じさせた。

奥田いろはさんのベス像と表情

本作は奥田いろはさんにとって初主演である。堂々たる立ち姿だった。ステージの中心で歌う「秘めた想い」、そしてカーテンコールの最後にほかのキャストのみなさまに迎えられる姿。その一つ一つに心を打たれた。

奥田さんの演じるベスは、周囲の環境に翻弄される側面が強く印象に残った。宗教、愛、玉座、両親、そして周囲からの依存にも似た期待。さまざまな外的要因が彼女を揺らし、その意思が刻々と変化していく。しかし、そうした未熟さや弱さが前面に出ていたからこそ、最終盤で玉座を選び戴冠する場面での意思の強さが際立ったのだと思う。

今回はステージ近くで観劇できたこともあり、奥田さんの細やかな表情が強く印象に残った。まさに目は口程に物を言う。無言のまなざしが多くを語っていた。今後は歌唱そのものでもで観客を圧倒する姿を見られることも楽しみにしている。

車いすでのアクセス

今回はチケット発見後、東宝テレザーブに電話で連絡し、車いすスペースを確保してもらった。当日はS席チケットを提示し、1階席の車いすスペースへ案内された。下手側1扉から入場し、D列5番席の左隣のスペースで観劇した。S席であれば必ず1階席になるとは限らないが、1階での観劇を希望する場合はS席の購入が必要と思われる。

多目的トイレへの動線は一般客とは分かれており、混雑の影響を受けにくかった。さらに、スタッフが入口まで同行してくださるため、安心感があった。

筆者は手動車いすを使用しているため、ロビーの絨毯ではやや重さを感じた。ただし基本的にスタッフが帯同してくださるので、必要に応じてサポートをお願いするとよいだろう。

なお、日生劇場の最寄り駅は日比谷駅だが、2026年2月時点では地上エレベーターが馬場先門付近にしかなく、劇場までやや距離がある。都営三田線利用者であれば、内幸町駅から向かう選択肢も検討できる。

まとめ

レイディ・ベスでは、内海さん、吉沢さんの圧倒的な歌唱で贅沢な音楽体験が得られた。そして、表情のお芝居に支えられた奥田いろはさんのベス像が魅力的だった。

また、日生劇場では、劇場スタッフの方の手厚いサポートのおかげで、快適に観劇できた。

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