2025年8月の日曜日に、手動車いすで移動し江東試験場で免許更新をしたときの記録である。
大まかな流れ
大まかな流れは下記の通りである。
- 窓口で更新内容の確認と手数料の支払い
- 障害者手帳と運動能力の確認
- 視力検査
- 写真撮影
- 講習
- マイナ免許証の手続と免許証の受け取り
筆者は8:30に予約していて、8:20頃に試験場に着いたが、待つことはなく受け付けしてもらえた。
入口の係員に記載事項変更の窓口に並ぶよう案内されたため、窓口まで移動し、現在の運転免許証とマイナンバーカードを提示したうえで、手続と手数料の支払いをした。手続の一環として電話番号や暗証番号を、PC外付けのテンキーを使って入力した。
書類の準備が終わると、運動能力を検査する部屋に案内され、障害者手帳を提示した。免許更新のはがきには、障害者手帳は持ち物として記載されていなかったので注意したい。筆者は下肢に障害があるので、簡単に足の上下に動かして見せたところ、条件に変更なしとの判断だった。同じ部屋で視力検査まで済ませ、書類の準備を待った。
書類の準備が終わると、写真撮影に移った。健常者が並んでいるところを出口から逆走して割り込む形で撮影した。椅子をどかして車いすのまま撮影することもできると言われたが、筆者は車いすから椅子に移乗して撮影した。
写真撮影が終わると、エレベーターで2階に移動し優良講習受講の手続きをした。近くの係員に後ろから車いすを押してもらい、教室の一番後ろのスペース(車いす2台分程度)に案内され、8:50~9:20に講習を受講した。ビデオが教室前方のモニターに映し出されるのだが、それほど大きくないため、若干見えにくさを感じた。講習終了の5分ほど前に係員に案内され、ほかの健常者に先立って4階の受け取り会場に移動した。
筆者はマイナ免許証と従来の免許証の2枚持ちを選択したため、先に別室でマイナカードの手続を済ませた後、免許証を受け取るという流れだった。マイナ室と呼ばれる部屋でタッチパネルを操作し整理券を発行したうえで、窓口の順番待ちをする。窓口ではタッチパネルをタッチペンで操作し、署名用電子証明書用暗証番号などを入力する必要があった。マイナ関連の手続きを済ませた後、受け取り会場で新しい免許証を受け取り、更新が完了した。
筆者がエレベーターで1階まで移動すると、入口に戻れないように通行止めなっており、トイレの先の裏口から試験場を出た。
車いすでのアクセス
最寄り駅の東西線東陽町駅の改札から手動車いすで15分程度かかった。試験場がある道路の歩道は上り坂で歩道が狭い。試験場の内部は概ねバリアフリーなので、さほど困ることはないだろう。